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トップページ > 静岡JCとは

2020年度 一般社団法人静岡青年会議所

基本理念

ワクワクする未来へ
人々の喜びを自らの幸せに
胸が高鳴るSHIZUOKAの創造

基本方針

1.新たな「人財」による組織力の増強
2.同志の和が織りなす活気溢れる組織の形成
3.SHIZUOKAの内なる国際化に向けた機会の創出
4.グローバルな視点で拡げるSHIZUOKAが秘めた可能性
5.無限の可能性を秘めた世界に羽ばたく青少年の育成
6.時代に即した多様性を活かす組織の運営

スローガン

人々の喜びを自らの幸せに
ワクワクしよう!
胸が高鳴るSHIZUOKA




 

理事長所信

一般社団法人 静岡青年会議所
第15代理事長 山本 正博


ワクワクする未来へ
人々の喜びを自らの幸せに
胸が高鳴るSHIZUOKAの創造

 

はじめに

 「人生とは胸が高鳴るものであり、そしてもっともワクワクするのは、人のために生きる時である。」という、私の好きな言葉があります。幸せな人生を送るためには、まずは自らが明るい未来に向かって人生を楽しむことが必要であり、そしてもっと楽しむには、人のために生きることが大切であることだと私は理解しています。青年会議所で学んだ一番大切なことは、人々の喜びを自らの幸せにする、その心であります。頑張っている仲間のため、このまちの明るい未来のため、このまちの人々の喜ぶ姿のために。そんな温かく力強い気持ちが何より重要だと感じています。その想いをもって行動し、まちづくりに対する当事者意識を兼ね備えることで、私たちはひときわ輝くSHIZUOKAを創造することができるのです。


 本年度、静岡青年会議所は創立15周年という節目の年を迎えます。私たちはこれまで、時代の移り変わりの中で、数多くの困難を乗り越え、明るい未来を見据えた運動を展開してまいりました。このまちへ熱い想いをもって尽力されてきた先輩方へ敬意を表すとともに、これまで多大なるご支援ご協力をいただいた多くの方々に感謝の気持ちを表してまいりま す。15年の歴史を感じながら、今後のこのまちの未来を創造し、新たな静岡青年会議所の一歩を踏み出します。


 私たちが住むこの世界は、技術革新により大きく姿を変えています。革新的な情報伝達や充実したインフラがボーダーレス化を進め、あらゆる思想やモノやコトが世界中を駆け巡るようになりました。世界的な人口爆発は環境問題や資源争奪を引き起こし、各所で紛争も起こっています。私たちは世界から恩恵を受けながら、様々な問題を抱え、密接につながり合うことで、この世界はグローバル化が進んでいます。一方で私たちのまちは、人口減少に起因する様々な問題を抱えながら、このグローバル化した世界に対応していかなくてはなりません。その核心は「ボーダーレス」、「相互依存」、「地球市民」の3つにあります。この3つの特徴がある現代社会に対応したまちづくり運動をおこなうこと、そしてこのまちに暮らす人々の心に、一人ひとりの国際理解、多文化の尊重、市民性を育成することこそが、持続可能な社会の実現に向けた、私たちの目指す多文化共生社会へのスタートなのです。


 人々の喜びの先に、自らの幸せが必ずあるものだと強く信じています。その心に共感していただける人々がこのまちに溢れることで、今まで以上に輝かしい幸せな人生へとつなが っていくはずです。私が目指す多文化共生社会も、まずは人を受け入れる寛容性が大切となります。人のことを想い、人のために動く。そうすることで、人生はより一層輝きを増していくのです。これはまさに、「人生とは胸が高鳴るものであり、そしてもっともワクワクするのは、人のために生きる時である。」と、私が好きな言葉そのものになります。誰もがワクワクする未来へ向けて胸が高鳴る、そんな幸せに満ち溢れる毎日を送ることができるよ う、このまちの人々と共に明日を切り拓いてまいります。だからこそ私たちは本年度、人々の喜びを自らの幸せにする、そんな「胸が高鳴るSHIZUOKA」を創造してまいります。

 

新たな「人財」による組織力の増強

 このまちに様々な運動を展開している私たち青年会議所は、同じ志をもった仲間が増えることで、今まで以上のインパクトを与える組織へと進化していきます。青年会議所の中で最も大切なもの、それは組織の宝である会員であり、青年ならではの新しい発想と行動力を兼ね備えた「人財」です。青年会議所には、運動の中で得られるコミュニケーションスキルや人的ネットワーク、そして事業や例会の中で得られるやりがいや達成感など、多くの気付きや学びがあります。だからこそ私たちは、青年会議所に対する熱い想いを、このまちの多くの人々へ語り続けることが大切です。多角的、戦略的な会員拡大をおこなうことで、このまちへ広く深く私たちの志を浸透させ、まだ見ぬ多くの「人財」の発掘へとつなげていかなければなりません。
 青年会議所の創始から続く運動は会員拡大であり、これまで無数の同志の心に火を灯してきました。会員一人ひとりのまちづくりに対する想いを鼓舞し続け、今まで以上の青年会議所運動が展開できる組織へと変貌させてまいります。また、このまちの未来を牽引していく若い会員の拡大に尽力することで、このまちと私たちの大いなる可能性を切り拓いてまいります。そして、女性がもつ視点やきめ細やかさは、私たちが推し進める青年会議所運動においても必要不可欠です。女性会員の拡大を実現することが出来れば、私たちの組織はこれまで以上にこのまちの人々に寄り添った組織へと成長することができるはずです。会員同士の横のつながりを更に強固なものとし、迅速な情報共有を図った全員拡大を実践することで、緻密に計算された力強い組織を構築してまいります。
 全国各地の青年会議所では様々な拡大成功例があり、その成功を自らのまちの発展へと つなげています。青年会議所で培ってきた経験と情熱、そして誇りをもって卒業を迎える同 志や、これまで青年会議所の歴史を作られてきた先輩方との連携を強固にし、より多くの情 報共有を図った会員拡大を実践することで、更なる組織力の向上に努めてまいります。また、青年会議所には多種多様な会員が在籍していて、入会のきっかけは人それぞれです。事業や例会だけでなく、同好会による他団体やまちの人々との交流の機会も拡大の好機と捉え、積極的に会員拡大をおこないます。そして、時代の最先端である様々なチャンネルを駆使することで、私たちの運動を日本中、世界中へと効果的に発信し、静岡青年会議所のファンを増やすことで、未来の新たなる「人財」へと導いてまいります。

同志の和が織りなす活気溢れる組織力の形成

 この世界では、常識という枠を超えた個性の思考から、他に類を見ないモノやコトが創造され、人々の新しい常識を創出しています。この思考の源泉は、様々な「知識」の積み重ねから生まれるものであり、青年会議所に在籍している多種多様な個性をもつ会員同士の深 いつながりから得られるものでもあります。会員同士が互いの価値観や意見をぶつけ合い、感動や苦労を共有することで絆を深め、また時には感化し合うことで生まれるつながりは、利害関係を越えた心でつながった仲間たちとして一生涯の友となり、その同志の和を拡げ ることで更なる自己成長へとつながります。今後も青年会議所運動がこのまちの発展へと 最大限に力を発揮するためにも、この想いの総和を拡げ組織力を盤石なものとしてまいり ます。
 技術革新により距離という概念が無くなり、ツールを介した表面的な交流が増加する現 代においては、会員同士の直接的な交流を大切にしていくことはとても意義深いものです。人と人との交流は、小さなきっかけから始まります。このきっかけの連鎖から多くの人の思考を知り、学びや気付きを得ることで、より深いつながりとなっていきます。そこで生まれた人と人の強固なつながりが、この先の青年会議所の今まで以上の魅力となるよう尽力してまいります。また、日頃から青年会議所運動に邁進する会員を支えていただいている家族や友人に対し、1年間の感謝を伝え、相互のつながりを深めていくことで、今後の青年会議所の更なる発展へとつなげてまいります。
 このまちに想いを馳せた先輩方が、未来に向けて運動し存在意義を示してきた青年会議所の根底には、常に会員同士の強いつながりがありました。この先も熱い想いでまちづくり運動を継続していくためには、新たな同志とのつながりをより強固にしていかなければなりません。青年会議所運動に参画し自己成長していくことで魅力を実感し、やりがいと楽しさを感じる機会を創出することにより、大いなる可能性を秘めた新たな力を芽生えさせ育んでまいります。また、卒業を迎える会員が、先輩方から継承してきたつながりが生む熱い想いを、私たちが敬愛の念をもって受け継いでいくことで、新たな未来へ向けて歩みを進めてまいります。

SHIZUOKAの内なる国際化に向けた機会の創出

 現代社会の国際化の流れは加速してきていて、人、モノ、情報などあらゆるものが国境を越え、そのスピードはより速く多く行き交っています。自国の力のみで成り立つ国は少なく、相互扶助によって世界は回り、そして地球を1つの共同体と考え、地球全体のために行動す ることが求められています。このまちにも多くの外国の人々が生活の基盤を置くようにな ってきており、国籍や言語、文化や習慣の違いなど、多様な背景をもった人々の存在が私た ちの身近にあります。この現状に対し、このまちの次代を担う私たちが、現代社会の特徴に 合わせたまちづくり運動をおこない、国際化や多文化共生への一翼を担っていかなければ なりません。様々な国の文化と出会い、多様な情報を共有することは、私たちの国際理解を 深め、多文化を尊重する気持ちを養います。外国の人々と共にまちづくり運動をおこない、 それぞれの能力と持ち味を活かし、地域に共生していくことで、このまちの魅力や豊かさを 高め、持続可能な社会の実現へと邁進してまいります。
 このまちには約9,000人もの世界各国の人々が暮らしています。多様な背景をもつ人々の存在は、まちの魅力や豊かさとして、このまちの国際化や多文化共生のまちづくりの一翼を担っているのではないでしょうか。私たちは、この事実を国際化推進の好機と捉えています。このまちが更なる発展を遂げていくためには、多文化を受け入れる寛容性が必要であり、私たちがその機会を創出することで、このまちの人々の意識を変え、意識の変化によって生まれる行動が内なる国際化を加速させるのです。そのためにも、まずは国際化への意識を強く対内外に発信し、このまちの人々からご理解とご賛同いただき、私たちの運動へ参加していただくことが重要です。その上で、外国の人々との国際交流を活発におこない、互いの文化や伝統を知り認め合う機会を創出してまいります。実際に交流することで得た新たな視点は、多文化を尊重する心を養います。誰もが対等に受け入れられ、それぞれの能力と持ち味を活かし、地域で共生していくことで、国際色豊かなSHIZUOKAを創造してまいります。
 日本は海に囲まれた島国であり、長きにわたる歴史と伝統をもつ、世界的に見ても非常に多くの特徴をもった国です。私たちの暮らすこのまちも、温暖な気候、世界に誇る豊かな自然、伝統文化、産業など多くの魅力があります。その中で私たちは、様々な影響を受けアイデンティティーを形成し今を生きています。外国の人々も同じような影響を受けこのまちに暮らしており、双方の意識を共有することは国際感覚を高め、グローバルな視点を養っていくはずです。だからこそ、国際組織である青年会議所が、日本人という枠ではなく、地球を1つの共同体と考え、「地球市民」として地球全体のために行動するSDGs(持続可能な開発目標)を発信し、国際化へのベクトルを合わせることで、互いのアイデンティティーを共有できる場を創出してまいります。私たちが行政、市民、外国の人々を巻き込み、運動を展開していくことで、このまちの国際化を加速させ、国際都市SHIZUOKAとしての存在感を高めてまいります。

グローバルな視点で拡げるSHIZUOKAが秘めた可能性

 私たちは、このまちの人々や行政などの多くの関係諸団体と共に手を取り合い、今まで以上の協力体制を築き、同じ目的に向かって歩んでいくことで、このまちに対して更に進化した運動を展開していくことができます。静岡青年会議所では、10年後に目指すべき私たちの目標であるFirst Vision「先進100万人都市 輝く静岡」の創造に向けた、「Road to Million」を2016年度に中長期計画として策定し、国際化がこのまちを活性化させることを提言する中で、2021年度に国際アカデミーの開催を掲げました。国際アカデミーは、世界各国の次年度会頭候補者と日本各地の会員が参加し、恒久的な世界平和へ向けたグローバルリーダーとなるための事業です。
 これまで国際アカデミーが開催されたまちは、この機会を更なるまちの国際化へとつなげています。まずは、日本青年会議所の運動に寄与することで、更なる信頼関係を構築し、国際アカデミー開催の実現を力強く推し進めてまいります。また、このまちのリーダーとして出向する会員が育む新しい経験や知識を、このまちの発展へとつなげ、来静される同志におもてなしの精神をもって接することで、静岡青年会議所の価値を今まで以上に高めます。そして、First Visionの具体的な戦術として、ロードマップが策定されてから5年が経過します。時代背景を捉え、時代に即したこのまちの国際化促進を模索し、全会員のベクトルを合わせることで、私たちの運動を力強く再構築してまいります。「先進100万人都市 輝く静岡」の創造が達成される2025年度へ向け、SHIZUOKAが秘めた可能性をグローバルな視点で拡げてまいります。


無限の可能性を秘めた世界に羽ばたく青少年の育成

 

私たち大人には想像がつかないほど、子どもたちは無限の可能性を秘めています。近い将来、外国の留学生を採用する企業が国内の3分の1まで増加することや、技術革新から生まれる新たな仕事から、多くの人々が今は存在していない職業に就くことなどが予想されています。日進月歩で変貌する現代社会において、未来を担う子どもたちが、国際化が更に進む世の中で活躍するためには、今まで以上に未来を見据えた学びを得る必要があります。これから先の教育は知識のみならず、子どもたち一人ひとりの多様な個性や能力を伸ばし、自らに自信をつけることの大切さに気付く機会が必要です。このような時代だからこそ、多くの情報や意見に流されることなく、相手を尊重しつつも、自分自身を主張できる子どもたちを育成していく機会を創出していかなければなりません。
 未来を生きる子どもたちは、大人への準備期間として人格の基礎を築き、将来の夢や希望を抱いて、自己の可能性を拡げることが大切です。人は生きていくうえで、多くの人と人とのつながりを経験していきます。様々なコミュニティーで活躍していくためには、新たな考えを生む力と、自信をもって自らの考えを発信できる力が求められます。まずは、子どもたち自身が協調性をもち、主体的に考え行動できる人財を育成してまいります。また、正しい答えだけを求めるのではなく、自らの意見を提示することと、表現力の豊かさを学ぶ機会を創出してまいります。自分の「意思」を明確にもち合わせた子どもたちは、まちの国際化に対応できる人財への大きな一歩となり、世界に羽ばたく青少年へとつなげてまいります。

 

時代に即した多様性を活かす組織の運営

 私たちは、これまでこのまちの人々に寄り添いながら、公益性の高い運動を展開することで、このまちの発展や人財教育に尽力してまいりました。しかしその一方で、静岡青年会議所や全国の会員会議所の会員数は減少を続けています。この課題は、青年会議所運動の推進力や発信力の低下、または運動や組織の多様性の欠如などの、多くの諸問題へとつながっています。
 このまちの人々がワクワクするようなまちづくり運動を展開していくためにも、全会員が能動的に青年会議所運動に参加していく必要があります。そのためには、未来を見据えて改革するべきものと、変えてはならないものを見極め、時代に即した組織体制へと昇華しなくてはなりません。会員一人ひとりの貴重な時間を最大限に有効活用すべく、効率的な会議運営と透明性の高い財政運営を実施してまいります。より良い会議体の運営は会議の質を高め、多くの意見を集約し、まちづくり運動をより一層加速させます。財務運営を公明正大におこなうことで、私たちは自信をもって自らの運動を展開することができるのです。胸を張って運動に取り組むことで、私たちは更に能動的に、そして積極的に行動することができます。私たちの意識を変革することは、まちづくり運動をこれまで以上にこのまちの人々と一体感のあるものへと進化させます。新たなる時代の模範となるべき体制を先駆けて構築し、このまちから認められ必要とされる組織として、青年会議所運動を展開できるよう邁進してまいります。

むすびに

 2020年度、東京オリンピック・パラリンピックが開催されます。世界中の人たちが私たちの国、日本で歓喜熱狂する姿は、私たちの胸を高鳴らせ、希望に満ち溢れた未来を垣間みせてくれます。スポーツは人に感動や希望を与えてくれます。その中で得られる一体感やつながりは、目に見える形で日本中のまちや人々へ拡がっていくでしょう。
 多種多様な文化や言語をもった人々と共に暮らす多文化共生社会、それが今まで以上に 自然なものとなる未来はすぐそこまで来ています。私たちは、ワクワクした未来に向かって、生き生きと行動し、常に全力で駆け抜けてまいります。そして、人のことを想い、人のため に動き、人々の喜びを自らの幸せにすることで、私たちはこのまちの人々と共に世界の中で ひときわ輝く「胸が高鳴るSHIZUOKA」を創造してまいります。

インフォメーション

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