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トップページ > 静岡JCとは

2021年度 一般社団法人静岡青年会議所

基本理念

まちと共に挑み、まちと共に歩む
夢が叶えられる静岡の実現へ
進め、前へ、前へ

 

基本方針

1.夢に向かって一歩を踏み出す、個の国際化の推進
2.夢を描こう、このまちの未来で活躍する青少年育成
3.高め合い支え合う、熱意と活力ある会員の育成
4.魅力が「伝わる」、共感が拡がる、静岡青年会議所のブランディング
5.変わることのない本質と時代に対応した柔軟な組織基盤の確立

スローガン

共に挑戦 いざ進め! 夢が叶えられるまち静岡


 

理事長所信

一般社団法人 静岡青年会議所
第16代理事長 鍋田 昌吾


まちと共に挑み、まちと共に歩む
夢が叶えられる静岡の実現へ
進め、前へ、前へ

 

はじめに

 2020年は東京オリンピック・パラリンピックが開催されるはずでした。新型コロナウイルスの影響により延期を余儀なくされ、夢に向かって努力を重ねてきた多くの方が、志半ばでその挑戦を諦めることを強いられました。このウイルスの特長的なことは、人が行動することに対して大きな制限をかけてしまうことです。人と人が会うこと、会話すること、移動すること。これまで当たり前であった日常は、大きく変化をしてしまい、積極的に行動を起こすことに抵抗感を感じてしまうような時代を私たちは生きています。この変化に対応せず、立ち止まってしまっていてはより良い未来を目指すことはできません。目まぐるしい社会の変化の中で前を向いて行動するためには、目的地をしっかりと見据えることが重要です。その目的地は十人十色で、確固たる信念で描くものもあれば、まだまだ未熟なものもあります。大切なことは、その目的地に向かって歩みを進めるということです。まずは行動し人生を前に進めていかなければなりません。この目的地こそ夢であり、夢こそ人が挑戦する原動力なのです。
 夢に向かうためには最初の一歩を踏み出さなければなりません。自分にはできるのか。この道は正しい道なのか。挑戦することには大きな不安が付きまといます。私たち静岡青年会議所には、失敗を恐れない若さと、まちの未来のために挑戦し続けた伝統があります。今このまちに私たちが求められていることは、若さ溢れる行動力で閉塞感を打破する挑戦をすること、そしてそれに呼応するように夢に向けて一歩を踏み出そうとする人を勇気づけ応援することではないでしょうか。夢が描けないと下を向いている人に顔を上げてもらいたい。夢に向かって前向きに行動してもらいたい。行動を起こすのは一人ではありません。共に挑み、共に歩む。これが夢の実現の後押しとなります。私たちの挑戦と応援が、夢を描き行動する人をまち全体で温かく受け止める和を生み出し、そしてその和が誰もが夢を叶えられるまちが実現する力となるのです。

 

 

夢に向かって一歩を踏み出す、個の国際化の推進

 昨年度から続く、コロナショックとも呼べる大きな社会変動により、まちの活気は失われ、これまで静岡青年会議所はまちに笑顔を取り戻すための活動を続けてまいりました。本年度はさらに、夢が叶えられるまちの実現のために、まず私たち自身が挑戦することの大切さをまちに伝え、夢に向かって挑戦する人を勇気づけてまいります。そして挑戦する勇気をもった人が一歩を踏み出せるように、力強く応援することで地域を牽引してまいります。また自分自身が海外へ行けなくとも、ICTを利用することで、世界をより身近に感じられる時代となりました。コロナショックにより人の心が内向きになってしまっている中でも、国際化の視点をもつことでものごとを多角的に見ることができますし、夢を描く視野をさらに拡げることができます。これまで静岡青年会議所が推進してきたまちの国際化を引き続き目指して、会員一同全力で取り組んでまいります。
 新型コロナウイルスにより行動は大きく制限され、世間では人と人が今まで通りに交流することが危険であると認識されています。この事実の本当に危険なことは、人がこの事実を乗り越えるべき困難として扱わないこと、立ち向かっていかないことです。人と人の熱量を通わす交流は、夢を語らい、夢に向かう行動力を生み、それがまちの発展の源へとつながっていきます。そしてその交流の場で、夢に向かって挑戦していく人を応援することでその人が輝く舞台が創られます。この人と人の交流が、この状況の中でも継続していけるように最大限の行動を率先して起こしてまいります。
 静岡青年会議所はこれまでまちの国際化を目指して運動を進めてまいりました。まちが国際化するためには、一人ひとりの意識を少しずつ外に向けてもらい、行動をしてもらうという個の国際化を進めることが大切です。インバウンド需要を望もうと思っても難しい時代ではありますが、意識をしっかりと外に向けて行動できる考え方を養うことで、夢の可能性が拡がり、挑戦の機会を見落とさない向上心をもったまちが育つはずです。また個の国際化の精神を養うためにも、国際アカデミーの誘致は切望されます。国際アカデミーとは、私たちが2016年にRoad to Millionという中期運動計画を立てて以来の悲願である、日本青年会議所と国際青年会議所と地域の青年会議所との合同事業で、世界80以上の国と地域から200名近くの青年が集まり、リーダーとしての素養を学ぶ研修合宿です。国際アカデミーを開催することで、この事業に関わる人の心を大きく国際化の方向へ向かわせることができます。国際アカデミーの誘致活動を必ず成功させ、2022年度での静岡開催を実現させます。

 

 

夢を描こう、このまちの未来で活躍する青少年育成

 子どもたちを取り巻く現代社会では、情報も知識もインターネットを通じて簡単に手に入れることができます。それらは、子どもたちが夢を描くためには必要なものの一つですが、夢に向かって挑戦していくためには、子どもたちが見て触れて感じることができる原体験が必要ではないでしょうか。子どもたちが夢を描け、叶えられるまちを創るのは私たち大人の責務です。子どもたちが夢に向かってしっかりと取り組める環境を創り出すことで、子どもたちの未来への歩みの支えとなり、生きていく力は伸びていきます。このまちには魅力的な産業とそれを支える多くの企業があります。この企業の一つ一つが必ず子どもたちが夢を描けるような魅力をもっていて、自社の魅力を誇りに想い地域へしっかりと伝えることが子どもたちの夢の選択肢を増やすことにつながります。私たちの青少年育成事業であるしずおか未来学園は長年に渡り地域の子どもたちの健全な発展に貢献してまいりました。本年度はそれを子どもたちの将来の夢と関わらせるかたちで展開してまいります。
 子どもたちが夢を描け、それに向かって進んでいくことで、子どもたちは逞しく成長することができます。そんな未来を担う子どもたちのために、私たちはいったい何ができるのでしょうか。静岡青年会議所には多種多様な業種の会員が在籍し、それぞれの会員が人脈を有しているという特色があります。私たちであれば、この多様性とネットワークを活用し、子どもたちが学校ではつながる機会の少ない、地域の企業との懸け橋となることができるのです。子どもたちが地域の企業の魅力をよく知り、このまちで活躍する未来の自分自身を想像することで、子どもたちの夢は大きく拡がり、このまちであれば自分の夢に向かって挑戦することができると強く感じてもらえます。

 

 

高め合い支え合う、熱意と活力ある会員の育成

 静岡青年会議所の原動力は潤沢な資産でもなければ、最先端の技術でもありません。私たちの運動の源泉は会員一人ひとりの想いと行動力です。人々の夢が叶えられるまちの実現のためには、会員一人ひとりの前向きな運動への参加が不可欠であり、会員が成長を実感できる時間を創り上げていくことが、まちづくりの大きな潮流を生み出すことにつながります。これまで経験したことのない学びを通じて、会員一人ひとりが挑戦する勇気を心に刻みます。会員同士が協力し合い、互いに高め合うことで、会員同士の新しい交流が生まれ、これまでに知らなかった一面との出会いとなり、仲間との信頼関係が作られていきます。研修と交流の両輪をもって、自分自身と仲間にエールを送り、会員が成長を遂げることで、より逞しい青年会議所の運動につなげていきます。
 学びは、新鮮なものであり、学ぶ側にとって常に高い壁になるものでなければなりません。そして新しい知見を世界から学び、地域のため活かしていく人財の育成が求められます。国際化を自分とは無関係に考えるのではなく、自分にとっての大きなチャンスであると思えたときに、世界に目を向け、未来を展望することができる人財が生まれ、一歩も二歩も先に踏み出す青年経済人を静岡青年会議所から輩出することができます。会員が国際の機会を通じて、挑戦する勇気を身に付けることができるのです。そして青年会議所での活動が最後の年となる卒業生から、前向きに取り組む気持ちを大切にして、夢を描いて挑戦する勇気を継承する学びの場を築いてまいります。
 会員同士が単なる友人ではなく、1つの目的に向かって協力し合う仲間となれることが青年会議所の大きな魅力のひとつです。会員同士の信頼関係は、活動を通じてお互いを尊重し合い、高め合うことで生まれます。信頼関係を構築した仲間と行うまちづくりは、1+1=2ではなく、それ以上の相乗効果をもたらします。社会背景が急激に変化している現代に、共に助け合える仲間は、社業や家庭生活では出会うことができないかけがえのない存在です。厳しい時代だからこそ、挑戦する勇気とお互いを応援する気持ちを会員同士で高め合ってまいります。そして青年会議所で培った、仲間を大切にしたいという想いを、家族に対する感謝の想いに変えて、青年会議所の魅力を家族へと伝えてまいります。

 

 

魅力が「伝わる」、共感が拡がる、静岡青年会議所のブランディング

 私たちの運動は、一年ごとに役職が変わることで、外部の方からすれば一過性のようなものに映ることもあるかもしれません。しかしその本質は、一つひとつの事業がまちの人のまちづくりへの想いを高め、その想いが波紋のようにまちに拡がっていく、連続的な運動を目指しています。その中で私たちが今行っていることを、しっかりと外部へ伝達し、その想いに共感した仲間が運動に加わる。新しい仲間の想いがまた外へ伝わり、運動が連鎖する。このような好循環を生み出すことも私たちのまちづくり運動の使命であります。この流れの源流となる静岡青年会議所の魅力が「伝える」のではなく「伝わる」こと、そして想いの共感を増やしてくことに着目し、静岡青年会議所のブランディング活動を進めてまいります。
 「伝える」と「伝わる」という言葉の違いには大きな影響力の差があります。情報を伝達することが、インターネットを通じて容易になったこの時代では、私たちの運動を伝えていく手段は増えましたが、その分一つ一つの情報が埋没しやすくなっているのではないでしょうか。このような時代の中では、広報もただ闇雲に情報を発信するだけではなく、発信する対象者をしっかりと明確にしていかなければ、私たちの運動が「伝わる」ようにはなりません。「伝わる」広報を用いて会員やまちの人を応援することを意識し、特に入会候補者にしっかりと静岡青年会議所の魅力を発信できる広報活動を行ってまいります。また出向者の活躍を含めた、内部広報活動も行い会員の成長を後押ししてまいります。そして本年度の一年間の運動方針を、日頃よりご協力をいただいている皆様に向けて、しっかりと「伝わる」かたちで実施をします。新型コロナウイルスの影響下であっても、この目的を必ず達成いたします。
 私たちの応援を通じ多くの仲間が青年会議所の運動に参加することで、やがてこのまちで、自分の夢に向かって歩みを進める次代のリーダーへと成長していきます。静岡青年会議所の会員数はここ数年減少傾向にありますが、これは地域のリーダーとなるべき若者の成長の機会が減少していることに他なりません。この原因として、青年会議所の魅力をまずは会員一人ひとりに実感してもらい、それが外部へ伝播するという流れができていないことが挙げられます。拡大活動に対する内部からの意識付けと、情報の連絡調整、入会した新入会員へのフォローアップという一連の流れを構築し、青年会議所が若者の意識を変革し、彼らの成長を促すことができる唯一無二の団体であることを強く発信する拡大活動を展開してまいります。

 

 

変わることのない本質と時代に対応した柔軟な組織基盤の確立

 ICTが発展したこの時代では、青年会議所の事業や会議でさえも、やろうと思えば集まらずにパソコンを通じて行えるような環境が整っています。これは画期的なことで、より青年会議所の運動に参加しやすくなる良い機会のようにも見えます。しかし果たしてこれが新しい青年会議所のやり方なのでしょうか。静岡青年会議所がまちづくりに寄与してきた歴史には、会員が強い想いをもって真剣に事業構築をしていくという基礎がありました。それがオンラインというかたちですべて片付くことはなく、人と人が直接会うことで生まれる意義が必ずあります。会員が事業を構築していく過程で、挑戦していく機会や、仲間を支える精神を学び、成長していくことが青年会議所の魅力であり、私たちの運動が人の心を動かしていきます。
 私たちの実施する事業は、議案を通じて計画策定され、また議案を通じて結果報告がされます。青年会議所にとって議案構築は事業の力を高めるプロセスです。だからこそ議案の精度を徹底的に向上させることが重要なのです。議案を厳格に管理することと、会員一人ひとりの能力を最大限に高めるための信頼関係構築を通じて、時代背景を捉え目的意識をもった議案作成を支えます。それが内容面、予算面、運営面のどの角度からも、効果的かつ効率的な事業の展開へとつながります。
 この組織には先人たちから継承されてきた伝統があり、それは歴史の中で洗練されてきました。その伝統が会議を機能させ、社会的に影響力のある事業を生み出してきました。昨年度、私たちは運動指針の見直しを行い、より一層目的意識をもった事業展開が求められています。変革を迎える今こそ、受け継がれてきたものをさらに高めていく挑戦をしていかなければなりません。私たちは青年会議所の単年度制の強みを活かし、時代に即した柔軟な組織運営を行ってまいります。
 青年会議所の事業は幾重にもなる会議を通じてブラッシュアップがされます。そのため会議の精度は事業の充実につながり、この会議の運営を支えることが1年間の事業の成果に大きな影響を与えます。会議運営として継承されてきた伝統を今の時代に照らし合わせて磨きを掛けることが大切となるのです。まずは厳格な運営を行うこと、そして新しい運動指針との整合性や持続可能な開発目標(SDGs)との関連性を意識して、さらに洗練された新しい伝統を創り上げていくことが、私たちの運動を次代へ受け継ぐことになります。
 会員から拠出された会費は、会員の負託に応えるかたちで適切に利用されるべきで、その審査機関として、静岡青年会議所はこれまで財政審査会議を毎月開催してまいりました。言うまでもなくこの適切な財務運営は継続されるべきであり、近年の大企業の会計不正の事件を鑑みても、時代とともに財務運営の透明性とコンプライアンスの遵守はこれまで以上に求められてきています。本年度もこれまでに増して予算管理とコンプライアンスの徹底に努め、費用対効果を重視し拠出した会員が納得のできる財務運営を行ってまいります。

 

 

むすびに

 私自身も夢に挑戦し続け、失敗し続けた経験があります。何度も悔し涙を流し、劣等感に苛まれた苦しい時期を過ごしてきました。しかし今となってはその費やした時間がとても貴重なものであったと実感しています。重ねた失敗を経験につなげ、厳しい環境でも自分を奮い立たせて乗り越えようとする力強い信念となりました。そして私が夢に向かって辿った道を振り返ってみると、一人でその道を歩んできたわけではないことに気づかされました。共に同じ道を歩み鼓舞し合った仲間、支え続けてくれた家族、周りの人からの応援が夢の実現のための力となり、大切な人と人との絆になりました。夢を叶えるために一生懸命に行動することで己が磨かれ成長をし、周りの人に感謝の気持ちをもって接することができるのです。
 困難に挫けて、夢を諦めてないでしょうか。挑戦することに怯えてないでしょうか。叶わない夢はありません。それは夢が叶わないのではなくて、どうせできない、やっても無駄だと心の中で決めつけていて、何一つ行動に起こせていないだけなのです。このまちの市民全員が、夢を描き、夢に向かって行動できるとしたらまちはどうなるのでしょうか。大きな困難が目の前にあったとしても、それを共に乗り越えていけるはずです。まちはそんな人たちで溢れ、賑わいが生まれ、活気が生まれます。活気の中から、新しいアイデアが生まれ続けます。これがまちにイノベーションをもたらし、次代につながるまちとなるはずです。これはすなわち、未来のまちを創り上げていく運動に他ならず、持続可能な社会へ発展していくことでしょう。だからこそ、私たち静岡青年会議所はまちと共に挑み、まちと共に歩んでまいります。私たちが希望の光となり、夢が叶えられる静岡が実現します。だから進め、前へ、前へ。

インフォメーション

一般社団法人 静岡青年会議所
〒420-0851
静岡県静岡市葵区黒金町20番地の8 静岡商工会議所304号
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