委員長日記~清水みなと祭りから学ぶ「まつりの本質的な力」~

本年度は、広島、大阪における水害、北海道の震災と甚大な自然災害が続いております。被災された皆様に対しまして、心よりお見舞い申しあげますとともに、一日も早いご再建をお祈りいたします。

この様な時だからこそお伝えしたことがあります。

「わたしは町が海になったこの日のことは本当に忘れられない 見慣れた町のウソみたいなあんな光景は幼心にものすごいショックであった」

ちびまる子ちゃん2巻掲載の「まるちゃんの町は大洪水の巻」の一文です。

昭和49年7月7日「七夕豪雨」の体験が書かれた話です。

毎年静岡青年会議所が参画している「清水みなと祭り」には、この七夕豪雨からの復興の想いが込められています。

 

 

災害からの復興する時、私たちの明日を生きる活力を与えてくれるのは「子ども達の笑顔」だと思います。
「子ども達の笑顔」があるから大人は悲しみ淵から這い上がることができるのです。

だからこそ、「子ども達の笑顔」に慣れる場所を生み出すため、被災地では祭りの復活がすぐに行われます。

「まつりの本質的な力」は、どんな悲しみ淵からでも、人、まちを復興させる力だと思います。

 

だからこそ、祭りに込められた想いを学び、継承することがまちづくり団体である静岡青年会議所に求められているのです。

災害が続く今だからこそ、我々JAYCEEは、まつりに対して真剣に向き合い「真面目にふざけなければならい!」と声を大にして言いたいです。

 

最後に、今年8月に亡くなられたさくらももこ先生のご冥福をお祈り致します。
しずおか力を与えてくださる素晴らしい作品を残して頂いたことを心より感謝申し上げます。

(記事:愛着と誇り溢れるまつり創造委員会 理事委員長 中村光太 / 編集・写真:2018年度 広報委員会)